「国際ガバナンス・カンファレンス」開催のご案内
日本及び中国の地方自治や環境・医療政策など地域社会がかかえる現代的政策分野について、熊本大学、上海交通大学及び中共中央編訳局(CCTB)が共催で国際ガバナンス・カンファレンスを開催します。中国の重点大学の政策研究者を招き、ガバナンスをテーマとした研究会や一般市民向けのセッションを開催することで、日本の政策的取組の発信や中国との相互理解の場を設けたいと思います。16日(金)10時から、市民公開講座として基調講演が開催されますので、ぜひご参加ください。また、午後からは会場を熊本大学(奥窪記念ホール)に移動し研究報告会を開催します。
【基調講演】
日時:2014年5月16日(金)10:00~12:00 (9:30開場)場所:メルパルク熊本 3階「中岳」
基調講演1:内閣官房行政改革推進本部事務局次長 藤城 眞 氏
基調講演2:中共中央編訳局 所長・教授 何增科(He Zengke)氏
【 研究報告会】
日時:2014年5月16日(金)13:20~18:30(受付開始13:00)場所:熊本大学奥窪記念ホール
(熊本大学付属病院内 本荘・九品寺地区Aの[13]番の建物)
交通機関でのアクセス方法は、交通案内ページをご参照ください。
セッション1:参加と討議
コーディネーター:上野眞也(熊本大学・教授)
彭勃(上海交通大学・教授), 参加と討議:ローカル・ガバナンスの近代化について
李靖(吉林大学・教授),討議的民主主義の視点から公的な討議の実践について考える
陈国权(浙江大学・教授), 公共財の生産と分配について:2つの異なる行政ロジック
石田聖(熊本大学・特任助教), 日本における討議型政策形成の可能性と課題
セッション2:協働とローカル・ガバナンス
コーディネーター:黄卫平(深圳大学・教授)
马卫红(深圳大学・准教授), 市民社会とガバナンス:中国都市部における草の根社会の形成を説明する2つのパラダイムについて
河村洋子(熊本大学・准教授), 協働による健康まちづくり:関係者の役割の考察
邵春霞(同済大学・准教授),中国のネット市民における国家アイデンティティの研究
上野眞也(熊本大学・教授), 熊本の地下水保全政策の自己組織化について
セッション3:電子政府と行政イノベーション
コーディネーター:田中尚人(熊本大学・准教授)
吴建南(西安交通大学・教授)、阎波(西安交通大学・准教授), 電子政府はどのように政府の説明責任を高めるのか
円山琢也(熊本大学・准教授), 交通計画のためのデータ収集および予測手法~熊本都市圏パーソントリップ調査を例に~李月军(中共中央編訳局・准教授), 中国のローカル・ガバナンスと行政の見直しについて
樊博(上海交通大学・教授),中国の自治体における電子政府の水平的統合について
安部美和(熊本大学・特任助教), 都市における居住形態を反映した高齢化率の算出
セッション4:行政の現代化と地域振興
コーディネーター:吴建南(西安交通大学・教授)
何增科(中共中央編訳局・教授), 行政イノベーションのトレンド分析
黄卫平(深圳大学・教授), 危機主導型の改革と漸進的な合理主義田中尚人(熊本大学・准教授), 三角西港におけるコミュニティ形成プロセスに関する研究:地域住民と自治体職員との課題共有に着目して
景跃进(精華大学・教授), 中国における事業評価の可能性について:杭州市の事例